Wonderful Life家族の暮らしを豊かにする
アイデア満載のドイツの家。
2020年05月29日
素敵な住まいをご紹介する『Wonderful Life』。毎回、インテリアはもちろん、オーナーのライフスタイルから、美しい暮らしのヒントをお届けします。

小島沢人さん・アンネさん
リビングの大きな窓から
光や自然の景色を取り込む心地よい空間。
そんな小島さん夫妻の住まいは、
家族の暮らしをより豊かにする
アイデアにあふれています。
デンマークの国境にも近いドイツ北部のキールに2年前から暮らすプログラマーの小島沢人さんとグラフィックデザイナーのアンネさん夫妻。6歳のカヤちゃんと2歳のアスカくんとともに、家族4人が暮らす住まいは、1980年代にアンネさんの祖母が建てた大きな窓(ブルーメン・フェンスター:花の窓)のある家。子育て真っ只中の小島さんファミリーが快適に過ごせるよう、入居前には、アンネさんの父親が改装を施してくれました。そんな住まいは、娘夫妻と孫たちが楽しく暮らせるアイデアにあふれています。
ダイニングに面したオープンキッチンは、アンネさんのお父さんが手がけた改装により、ダイニング側に面していた仕切り壁を取り払い、オープンスタイルに。またキッチンの壁には、小島さん家族の暮らしをより便利に、と黒板壁を設置してくれました。子どもたちの予定や互いの仕事の予定などは、いつもここに書き込んで共有するのが日課だそう。インテリアのアクセントとなっているだけでなく、子育て家族にとっては、実用的なメッセージボードなのです。


こちらは子ども部屋。長女カヤちゃんはお絵かきが大好き。壁にはカヤちゃんが描いた絵がたくさん飾られています。子ども部屋にある2段ベッドも、キッチンの改装を手がけたアンネさんのお父さんによる手づくり。ロープを使って登れたり、上段のベッドには、覗き窓のあるピンクのカーテンが取り付けられていたり…。子どもたちが日々楽しく過ごせる工夫にあふれた“おじいちゃん”お手製のベッドは、カヤちゃんのお気に入りの場所です。
子どもでも扱いやすいものや見せる収納を生かして、すっきりとした印象のインテリアも参考にしたいポイント。リビングにある、一枚ガラスの大きな窓“ブルーメン・フェンスター(花の窓)”の前には、子ども目線の小さな収納棚を置き、おもちゃやお絵かき道具を収納しています。扉もないため、2歳のアスカくんも、自分で出し入れが可能。床一面におもちゃを広げて遊んでも、お片づけしやすいのがポイントです。
リビングにあるソファまわりは、壁の飾り棚や出窓を使って本や写真をディスプレイ。本の表紙や絵柄は、シンプルなインテリアのアクセントにもなっています。ソファの色と右の窓に取り付けているカーテンの色をネイビーでそろえることで、さりげなくカラーコーディネートしているのも素敵です。子どもたちが楽しく過ごせる工夫がいっぱいの住まいは、小島さん夫妻のセンスのいいインテリアにより、心安らぐ空間となっているのです。