オーナーズ・ボイス海の見えるタワーマンションで楽しむ、夫婦二人の暮らし

与田彰一さん・佐知子さんご夫妻がマンションの購入を検討し始めたのは、2005年頃のこと。彰一さんの仕事の関係で25年ほど東海地方に住んでいたが、彰一さんの退職を機に二人のご両親の介護を見据え、関東地方への帰郷を決めた。

現在お住まいのマンションが建っているのは、オフィスビル、ホテルや文化施設、ショッピングセンターなどの都市機能が揃った再開発地区。便利な上に海を望める景観のよさでも知られているが、この周辺にご実家があるお二人にとっては、住宅を構える場所としてのイメージはなかった。そんな折、再開発地区に対する印象を変える出来事があった。「近くにマンションを購入した友人を訪問したら、交通の便もよく、色々な施設が充実していて、案外いい場所だなと思ったんです」と佐知子さんがそのときのことを振り返る。

お二人は再開発地区も含む7件のモデルルームを訪問した。「あの頃は建設ラッシュともいえる時期で、たくさん見学できました。その中で、立地・間取り・建物の雰囲気などすべての点で気に入ったのが、このザ・パークハウスでした。建具が重厚で、居室の収納スペースが多く、共用部分はシンプルで合理的。省エネ性の高い地域冷暖房システムやオール電化にも惹かれました」と佐知子さんが決定に至った理由を話す。また、「モデルルームで『素敵なドアノブだな』と感じたとしても、そういったものはオプションであることが多いんです。でも、ここはそうではなかった。いいなと思った空間がそのまま標準仕様だったので好印象でした」。

間取りを決める際は、彰一さんの“譲れない希望”を優先した。「眺望にこだわりました。南向きじゃなくてもいいから、海が見える部屋がよかったんです」。リビングの窓から広がる青い海に目をやりながら、彰一さんが微笑んだ。

玄関に足を踏み入れると、お二人が旅先のトルコで求めた絨毯とフラワーアレンジが迎えてくれ、ダイニングの入り口では佐知子さんが集めた美しいティーカップが目に入る。リビングの中央に置かれているのは、彰一さんのご実家で昔から使っていたという籐のソファ。棚は佐知子さんによるオイルペイントや陶器の作品で飾られ、寝室には結婚の際に持ってきたという婚礼家具が置かれている。

「インテリアのコンセプトが特にあるわけではなく、ただ単に好きなものや自分で作ったものを置いています」と佐知子さんが説明するとおり、ご夫妻の住まいに華を添えているのは、旅先で求めたものや愛着のあるもの、手作りのものなど様々で、テイストも和洋中と幅広い。だがそのすべてが見事にしっくりと調和し、温かみと洗練が共存する素敵な空間を創り上げている。

間取りには変更を加え、「夫婦二人なので、動きやすいシンプルなプランに」するために、リビングダイニングとその横の洋室2つをつなげ、必要なときには仕切りを使えるようにした。「これまでの住まいに比べると少し狭いですが、掃除が簡単ですし、室内温度がどこでも同じで快適です」と佐知子さん。「リビングとつながっているので、寝室からの景色がよく、船も見える。特に朝は気持ちがいいんですよ」と彰一さんも満足げな表情を浮かべる。5種類の中から選んだ室内のカラーリングは、白い壁面と薄ベージュの床。「鏡面仕上げの白いドアが気に入りました。傷みが目立ちにくいし、掃除もしやすいんですよ」。

エントランスの雰囲気や、敷地内にある並木、多目的に使えるホールなど、「共用施設には満足しています」と意見が合致するお二人。友人が遊びに来たときにはゲストルームを活用し、彰一さんの還暦祝いには多目的ホールを使った。佐知子さんが入っているフランス語のサークルも多目的ホールで行われる。

「耐震や構造のことはあまりわかりませんでしたが、CHECKEYE'Sで品質管理の様子などがきちんと情報開示されているので、安心して決めました。」と佐知子さん。オール電化の使い心地を聞いてみると、「ガスの火をうっかりつけっぱなしにした経験がある私にとって、オール電化は安心。料金の面でもうれしいですね」。

セキュリティにも満足しているという彰一さんは、管理体制についても話してくれた。「安全で快適な状態を長く保つには、管理組合の努力も不可欠ですが、幸いにも能力や意欲のある住民の方に恵まれ、検討を重ねているようです。たとえば、先日の東日本大震災を経て各戸に配られたのが『安否確認済み』のマグネットボード。事故や災害の後、何事もなければこのボードをドアの外に貼ることで皆さんに無事をしらせることができます。このボードが外に貼られていなければ、『何かあったのでは？』と注意を払ってもらえるというわけです」。

周辺環境については「すぐ近くでコンサートも開催されますし、刺激があって楽しい街」と佐知子さん。「東京方面へも行きやすく、週に数日は都心の職場に顔を出すので、助かっています」と彰一さんも続けた。

彰一さんの退職を機に関東地方に戻るにあたり、マンションという住居形式を選択したお二人。当初は、マンション暮らしが性に合わなければ近くにある彰一さんの実家を使えばよいと考えていた。「外に洗濯物が干せないなんてどんな暮らしなの？と想像がつかなかったんです」と佐知子さんが明るい口調で打ち明ける。

しかし実際に住んでみると、彰一さんの実家を使う必要はないことがすぐにわかった。「ゴミ出しが楽で、外壁の掃除や植木の手入れのわずらわしさもありません。カギをひとつ持てば外に出られますし、コンシェルジュサービスもあります」と、佐知子さんがマンション暮らしの快適さを挙げる。「私たちのような年代でマンション暮らしに躊躇している方がいれば、『慣れたら本当に楽だから、思い切って住んでみて』と言いたいですね」。

お二人が25年間住んでいた東海地方には友人・知人が多く、彰一さんのゴルフの日に合わせて、佐知子さんは以前から通う陶芸教室に今も“遠距離通学”している。旅行も大好きで、海外で暮らす娘さんのところに長期滞在する予定もある。そんな活動的なご夫妻にとって、安心できるセキュリティを備えたマンションでの暮らしは、ぴったりの住まいといえるのかもしれない。